第11回・きらら博公園ノルディックウォーキングフォーラム特別講演「リモート環境(ZOOM)を活用したトークショー」
2022年で11回目を数える「きららノルディックフォーラム」。今回は「みんなでノルディックウォーキング」に加えて、リモート形式(ZOOM)を活用して北海道の大倉山シャンツェと繋ぎ、協会のエグゼクティブナビゲーター阿部氏も加えてトークショーを行いました。
コース案内と合わせて、当日のトークショーの様子もご覧ください。



試合や練習の筋肉の痛みや疲れを回復することを目的として、欠かせないトレーニングの一つでした
それでは、本日の講演会を始めさせて頂きます。

皆さん、改めましてこんにちは。日本ノルディックウォーキング協会マスタートレーナーの山本です。
山口という素晴らしい地域に暮らす私たちが、現実的に直面している「高齢化の問題」についてノルディックウォーキングの普及を通じて「いつまでも健康で自律した生活ができる」ことを目標にすることで、皆さんに広めていきたいと思い活動しています。
残念ながら、誰しもが高齢になるわけですけれども、ダメになるわけではなくて「どんどん元気で、自律した生活ができる」よう、このようなフォーラムを企画しています。これからも皆さんのご協力をお願い致します。



皆さん、この晴天の中で、いつも通りのウォーキングを楽しむこと出来ましたか?
今日、この会場にいる皆さんが、長い期間をかけて、この地域でゆっくりとウォーキングを楽しんでいることがよく伝わりました。
「ノルディックウォーキング」のノルディックという言葉は、北欧地域の総称です。デンマーク、ノルウェー、スウェーデン…。ノルディックウォーキングはフィンランド発祥の健康ウォーキングと言われています。私も何度かフィンランドを訪れて、自然の森を歩いたことがあります。皆さんが暮らしている山口は「広大な青空」と「爽やかな空気」に溢れていて、まさに北欧・フィンランドを彷彿とさせる豊かな自然環境です。
これからも、ノルディックウォーキングを続けるために、毎日の体調には十分に気をつけて、無理のないペースでノルディックウォーキングを楽しんでください。



それでは、北海道の阿部先生。聞こえますか。
皆さん、拍手をお願いします。(一同→大きな拍手)



皆さんこんにちは。阿部雅司です。北海道・札幌にある大倉山ジャンプ場から今ジャンプ競技場のスタート地点に来ておりまして、この札幌市の風景を皆さんにお見せしながら、今日はトークショーに参加させて頂きます。
私も日頃から、ノルディックウォーキングの普及活動を一生懸命頑張っていて、今日は皆さんとお話しできることを楽しみにしていました。本日はよろしくお願いします。
今、私はスタート地点のバーの上に座っているんです。今日は、ここスタート地点からトークショウに参加します。



あ、阿部さん。まさか、今から飛んでしまうのでしょうか?



き、今日はスキーを履き忘れたので、飛べないんです…。



それでは、阿部さん。会場の皆さんの質問に答えて頂いてもよろしいでしょうか?
先ずは、山本さん。皆さんのお手本となる質問をお願いします。



阿部さん、今座っているジャンプ台の斜度は、何度くらいなんですか?



この助走路の斜度は35~36度くらい。着地点は37度の傾斜になっています。
そして、スピードは「90~95km/h」になり、空中に飛び立っていくんです。



ノルディックウォーキングは競技選手時代に、どのような目的で行っていたのですか?



選手時代は、体力向上を目的として、ポールを使用したトレーニングがありました。
スキー場の傾斜を活かしたポールランニングは、かなり心拍数が上昇します。通常のランニングだと、限界まで追い込んだ時の脈拍は180程なんですが、ポールを用いることで運動強度が増し、脈拍は200を超える厳しいものでした。
ノルディックウォーキングは、試合や練習の筋肉の痛みや疲れを回復することを目的として、ゆっくりと60~90分の時間をかけて、自然豊かな森を歩きました。私たち、クロスカントリー競技には欠かせないトレーニングの一つでした。